
自分を高めるために受講するのが研修。
大人になってからの学びは非常に重要で,特に若い内はどんどん研修をうけるべきだと思います。
行動力や人としての幅・深さ・能力がどんどん高まっていきます。
しかしせっかく良い研修を受けても時間が経つと薄れていってしまうものです。
今回はそんなもどかしい部分を少しでも解消できる方法を,自分の経験に照らし合わせてご紹介します。
研修=メモが基本
まず,研修会等に参加する際のマストアイテムは「ノート」と「筆記用具」です。
さらに言うと赤・青・黒などの3色で1本になっているボールペンなどが好ましいですね。
これは,受講中にその都度ペンを持ちかえるのは一苦労ですし,持ち替えている最中に集中力が削がれて大事な話を聞き逃してしまう可能性があるためです。
普段は黒だが,特に大事だと思った部分は赤。
など色別で記しておくと,後で見た時にわかりやすいですね。
ノートの体裁よりも,聞いてひたすら書くことを意識する
よくありがちなのが内容を綺麗に保存するために,ノートにメモをする際に罫線や段落,文字の大きさなどを気にして丁寧に書いていってしまうパターンです。
たしかに後で見たときに綺麗なノートの方が良いという気持ちはわかるのですが,大事なのは綺麗なノートをつくることではありません。
大事な部分を書き漏らした挙げ句,自分の知識として落とし込めなければ意味がありません。
最低限自分が読める文字でスラスラ書いていく事をおすすめします。
私が学生時代に言われた事は
どんどん書いて,テキストとノートを汚していきましょう。
というものでした。
ちなみに,一流大学に在学している学生のノートも,自分以外は読めないような字を書いている人も中にはいるとかなんとか・・・
ボイスレコーダーが非常に効果的
ここで私が一番オススメしたい物がボイスレコーダーです。
研修開始と同時に録音を開始しておきます。
これをしておくことで,振り返りの時に万が一書き漏らしてしまったことも補完できますし,期間が空いて忘れてしまった場合でも当時の様子を思いかえすことができます。
今はスマートフォンのアプリで比較的高性能なボイスレコーダーがあります。
しかも,わざわざ購入する必要はなく無料でインストールできます。コストは一切かかりません。
電車通勤の方は,通勤中に聞き流すこともできて便利です。
インプットとアウトプットを大切に
研修後に皆さんはどういった行動をとっているでしょうか。
この研修後の行動次第でも大きく成果が変わってくるかと思います。
私であれば,まず今回の研修で学んだことをしっかり自分の知識として蓄えるようにします。
メモを読み返し,その時では理解しきれなかった真意や背景を理解できるように努めたり,新たに疑問点が生まれた場合にはインターネットで調べたりもします。
こうしてしっかり自分の中に落とし込むことがインプットにあたります。
アウトプットとは,そうして蓄えた知識を外に向かって発信することです。
例えば
映画を見た後に、友人にどんな内容でどうだったのか伝える
これもアウトプットになりますね。
アウトプットする時にはしっかり内容を理解した上で,わかりやすく相手に伝える必要がありますから,知識が定着すると言われています。
つまりインプットのみでは風化してしまうだろうし,アウトプットのみでも何を発信していいのかわからない。
インプットの後にアウトプットという流れを繰り返すことによって,自分の知識が積み上がっていくということになります。
研修が終えたあとに,疲れたなどと言いながらそのまま休憩してしまうのではなく,記憶が新しい内に簡単なおさらいをして,話を聞いてくれそうな周りの人達に自慢げに話してみましょう。
さらにある程度自分の中で知識が深まってきたと思ったら,研修を企画する側にまわってみるのもいいかもしれませんね。
(研修内容についてはこちらを参考にしてください)
これまで受けてきた研修内容を自分の中でミックスさせて新たな発想を提供する。
これもひとつのアウトプットにあたると思います。
とにかく色々な研修に積極的に参加するべし
知識は覚えている限り誰にも奪われることのない「資産」です。
研修で学ぶということは,資産を蓄えようと行動しているということです。
知識のある人は深みがあるというか,「人間力」というかオーラのようなものが出ています。
人は自分の知らないことを知っている人を尊敬する傾向にあり,人の上に立ちたいのであればその力は必要で,その後のマネジメントにも大いに役立ちます。
様々な研修を最大限の効果まで高めて,周りから一目置かれるような存在になれるよう努力してみてはいかがでしょうか。