20代前半の実家暮らしで毎年100万円以上貯金していた話

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今から10年以上前になりますが,毎年100万円以上は貯金すると決め,採用されたばかりの安月給でも何とか達成していた記憶があります。

「年間100万円貯蓄は可能!」

などと雑誌やインターネットでよく紹介されていますが,そんな情報には見向きもせずに自己流でコツコツやっていた時代を振り返ってみました。

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なぜ年間100万円だったのか?

そもそもなぜ100万なのかという理由は単純で・・

 

何となく数字のキリがよかったからです

 

10万円では貯金とはいえないですし
50万円でも何となくイマイチな気もします
だったら思い切って100万円でいってみよう。

といった感じです。
100万円だったら頑張って貯金したという達成感もありますし,当時の収入だと高い意識で節約しないと貯まりそうにない金額設定でした。
あとは,100万円貯めた後に何を買うかと考えた時に,ある程度一般的なものは買えそうだったので・・頑張ってみました。

当時の状況と収支から立てた計画

まず,収入と支出をチェックしなければならないと思い返してみたところ,以下のようなざっくりとした計画になりました。
当時の状況としては・・

○収入
・毎月
給与       13万円(厚生年金保険料や税金天引き後)

・年2回
賞与       25万円(税引き後)

●支出
・毎月
実家に生活費    2万円
ガソリン代     1万5千円
携帯電話       5千円
雑費(用途は自由) 3万円
貯金          6万円

・年間
自動車税     3万5千円
生命保険料    2万円

 

予定より支出が抑えられた月はその分貯金しますし,その他臨時で出費があれば,貯金するべき額から捻出します。

なお,実家暮らしだったので,食費・家賃・光熱水費等はかかりませんでした。
かわりに,わずかながらお金を入れることになっています。
情けない話ですが,独立できず親にしがみついて生活していた状況です。

(しかし,お金は貯まります)

以上のような状態で,順調にいけば
(6万×12ヶ月)+賞与50万-5万5千=126万円位 が貯まるという計算です。
計画した当初はそんなに貯まっちゃうの!?という感覚になり,若干テンションがあがっていたのを覚えています。

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年間通した日々の過ごし方と気をつけていたこと

まずざっくりと出納帳をつくって毎月の収入と支出を確認することにしました。
こうすることで,もし当月5万円しか貯金できなければ,次月に少し引き締めて6万円以上貯金するようにして,バランスをとることが可能になります。

そして,仕事が終わればすぐに家目指して帰るようにしていました。
なぜなら仕事帰りに寄り道をすると様々な誘惑が待っていたからです。
例えば,ふらっとショッピングモールに寄ってしまおうものなら美味しい食べ物や,新作の何かしらがあったりしてついつい余計な支出につながってしまいます。
そういった要因を根本から除去するためにあえての即帰宅です。

とはいえ定時にあがれるわけでもありませんでしたし,帰ればご飯を食べてすぐに疲れて眠たくなってしまったので,健康的な生活も送ることができ一石二鳥だったと思います。

また,仕事上のお付き合いで飲食する機会も結構ありましたが,つい長い時間を過ごしてしまうとその分出費が増える(注文する品が増えていく)ので,キリの良いところで退席させていただきました。

こういった勤務終了後の集いについては意見が色々あって

時間とお金のムダになってしまうような集いには行ってはならない!

などと書籍で記されている方もいるわけなんですが・・・

私はよほど頻繁でない限り,断ることはしませんでした。
職員間のコミュニケーションをとるのに良い機会でもありましたし,何より当時若かった自分にとって,話の伝え方や人それぞれの仕事に対する考え方など,全てが勉強になっていたのです。

正直のところ,なかにはあまり気分の良くない人による集いの時間もありましたが
「なるほど,こういった人に下は付いてこないよな・・・」
などと考えながら,そういった場合でも反面教師にして何かしら自分の中に経験として蓄えていきました。
(人間関係についてはコチラ)

休日の過ごし方については,主に運動をするようにしていました。
近所に市民向けの体育館があり,そこにトレーニング室も併設されていたのでよく活用させてもらっていました。
体育館の利用料金はなんと1時間100円!
トレーニング室は200円で何時間でも鍛え放題です!
(とはいえトレーニングはさすがにそこまで長時間は居られませんでしたが・・)

1日1000円以内で活動していました。
体も鍛えられますし,コストも抑えられる。退屈に思う事も無かったので,スポーツ好きで良かったと思いました。
(トレーニングについてはコチラ)

とはいえ,そればっかりしているのも何だか微妙だと思うので・・たまには友人と遠出して日々のストレスを発散したりしていました。
しかしコストで考えてしまうとやはり相当掛かります。
遠出して食事して買い物して・・で1万円ほど掛かってしまう時もあったので,月に1~2回でおさめるようにしていました。

携帯電話については最安のプランで契約し,電話の利用は必要最小限に留めておきました。
また、生活していてどうしても欲しくなってしまった日用品や雑貨などもありました。
そんな時は近くのリサイクルショップを回って探しました。
(今でこそインターネットショッピングが普及していて,中古品などもオークションで落札でき手に入れるのも容易ですが,当時は今ほど普及していませんでした)

型落ちであれば意外と見つかりましたし,外見を気にしなければその分価格が安かったのでお得になった気分を味わっていたのを覚えています。
実際にお得であったのかどうかは今となっては・・・謎です。

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結果はどうだったか?

そんなこんなで節約しながら1年間。
結論から申し上げると

 

100万円達成してました

 

出納帳を見返してみると
毎月の貯金額は,5万円ちょっとという感じでしょうか。計画より1万円低い・・
支出については途中結婚式やら,車の点検やら,何やらで数万円の突発的なものもあり,当初の計画通りにはいきませんでした。

実際に年間貯金できた額は大体105万円くらいでしょうか。

それでも自分の目標が達成できたので一安心でした。
計画段階で比較的余裕を持った設定だったのが功を奏したようです。

100万円貯金をやってみて・・・

今回の貯金に限ったことではありませんが,モチベーションを保ち続けることの難しさを知りました。
最初の頃はやろうときめれば誰でもはじめることはできますが,それを維持するとなると強い精神力が必要になります。

私自身,今回設定した計画よりは甘かったものの,それでも贅沢をしているつもりはありませんでした。
するとある時,働いているのに惨めな思いをしているような何ともいえない感覚がおとずれてきて,途中節約を継続することがしんどいと感じる時期もありました。

それでも何とか達成することが出来たのは,そう感じた時に無理に抗おうとはしなかったからだと思います。
厳しいと感じたら少し緩めてみて,そんな時があってもいいんじゃないかと思うようにしました。

なので出納帳を見ると,あまり貯金ができていない月があったりします。
もし100万円超えなかったとしても,それまでの自分の努力を一旦認めて,また次の課題にすればいいかな。

位の気持ちでいると少しは気分が楽になりました。

というわけで,何の変哲もない自分でしたが自己流で100万円貯蓄ができたという話です。
(一人暮らしでも50万円くらいはできたかもしれません)
継続する力さえあれば誰でもできるものです。
20代前半の若い方々も一度はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに100万円を超えた部分については自分のご褒美としてちょっと豪華な時計を買いました。

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