突然ですが、「サイドFIRE」はご存じですか?
このような辺境にあるサイトにたどり着いているということは、まず間違いなくご存じであるかと思います。
ただわかっていても前に進むことができなかったり、不安があったり・・
色々な思いがあるだろうと推察されます。
ちなみに私自身もサイドFIREを視野にいれている人間ですが、そんな私なりの考察をだしてみようかな。。という話です。
とにもかくにも知っておけばお得、知らなければ損です。
FIREて何?
一応サイドFIREとか何言っているかよくわからないという方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれないので・・
念のために超絶おおまかに説明させていただきます。
まず、FIREというのは読み方は「ファイアー」です。
大仁田 〇さんの決まり文句です。※わかる人はわかります。
細かくいうと
F・・financial ファイナンシャル
I・・independence インデペンデンス
R・・retire リタイア
E・・early アーリー
を合わせたものです。
経済的自立と早期退職とかそういった要素がミックスしているというものですね。
「なんだ、ただ早期退職することか・・」
と思うのは尚早で、一応ちゃんとした理論にのっとった仕組みがあるものです。
原則として「資産運用」があります。
といっても日本でも無数にある商品を適当に購入して運用していく。
ということではなく、ある程度決まった商品を購入して運用していくという感じです。
資産の運用先はアメリカもしくは世界です。
こちらの記事も参考にしてください。
これらの運用先は長年の実績等から、平均で「年5%程度」の利益を出すとされています。
なので、年間の生活費とこの利益を照らし合わせ、資産が低減しないラインで生活していけば
(5%の運用成績に対し、厳しめにみて4%の支出でおさえていく)
生涯お金に困ることはなくなる!
というお話です。
・・話だけ聞くと簡単なように見えますが、やはりそう甘くはない部分もあります。
それは、運用するお金を準備する必要があるということ。タネ銭というやつですね。
いくら優秀な運用先であっても、ゼロから生み出すことはできないのです。
さらに、その準備するお金の額が結構大きいんですよね。
年5%の利益を出してくれるとして、4%の生活費で過ごしていくことを考えてみると
1.運用資産5000万
5000万×5%=250万 →年間利益
5000万×4%=200万 →年間生活費
→ まぁ・・1人暮らしならまぁまぁ贅沢しなけりゃいけるのだろうか・・。
2. 運用資産3000万
3000万×5%=150万 →年間利益
3000万×4%=120万 →年間生活費
→月10万か・・かなり制限された生活になりそう。実家暮らしがマストかも・・。
といったように少なくとも数千万円のお金が必要になるということです。
というわけで
ここが大きな壁であり、むしろここを乗り越えてしまえば、もうイージーゲームなわけですね。
働く必要がない毎日が待っているということです。
サイドFIRE
「FIREのような生活はしたいけれど、ちょっとそんなお金は準備できない」
という方が沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
私もそれは感じており、簡単な仕組みではあるけど、実践することはなかなか厳しい。
(逆にいうとそれができる人がたどり着ける場所ではあるのですが・・。)
ハイ、そんなわけで「サイドFIRE」です。
全FIREではなく、半FIREです。
サイドなんてなかなか格好いい響きですけれども
要は、上記のFIREの仕組みを生かしつつも足りない分を自分で働いて補うということです。
完全に仕事をしないとはなりませんが、フルタイムで勤務する必要はなく、柔軟なライフスタイルを送ることができます。
1週間の半分を仕事でもいいし、週2日でもいい。
そのあたりは運用できるお金に合わせて計算して働いていくことが可能ですね。
すると以下のような選択肢が生まれてきます。
1.運用資産2000万
2000万×5%=100万 →年間利益
2000万×4%=80万 →年間生活費①
これに加え
月10万のアルバイト 120万→年間生活費②
つまり・・
120万+80万=200万 →合計年間生活費
2.運用資産4000万
4000万×5%=200万 →年間利益
4000万×4%=160万 →年間生活費①
これに加え
月10万のアルバイト 120万→年間生活費②
つまり・・
120万+160万=280万 →合計年間生活費
というわけで完全FIREよりも少ない資金で生活していくことが可能になるというわけです。
ほどよく働いていく毎日が待っています。
サイドFIREは新たな生き方
というわけでサイドFIREは
これまでの日本に根付いている終身雇用制に基づく働き方に新たな選択肢をもたらしてくれるものです。
このFIREという思想は海外から流れ込んだものですが、これに対して肯定的な意見もあれば、否定的なものもあります。
まぁ考え方は人それぞれなので、そこは
やりたい人はやればいい。やりたくないならやらなければいい。
が私個人の考え方です。
ただ大切なのは、これまでのずっと会社などに定年まで勤めあげるというセオリーに加えて、再現性の高い新たな生き方の仕組みが生まれたということです。
結構会社が合わなかったりするとストレスで体に不調をきたしたりもしますしね。
組織の一員というのは大変な時は大変です。
絶対にこうでなければならないという思想は時に人を窮屈にさせるように思います。
このサイドFIREを知っておくだけでも損はないはずなので、ぜひ自分の実情に合わせたライフスタイルを見つけてもらいたいと思っています。