お仕事をされている皆さんは、1年の中に繁忙期がありませんか?
とある時期のことですが,私も突然色々な案件が降りかかってきて、
仕事が間に合わずピンチを迎えたことがありました。
決して怠けていたわけではないのですが,
とにかく忙しい・・締め切りに追われる日々でした。
そんなピンチを乗り切るために,私がしていたこととは何か?
この記事では仕事が間にあわなくて逃げ出したい気持ちをぐっとこらえて、
ひたすら仕事に没頭していた時の様子についてお話ししていきます。
★今回の内容★
仕事が間にあわない。。急に仕事が降りかかる
それはとある日のことでした。
出社前に私はその日やることをある程度整理し、
仕事に臨むようにしています。
そうすることでなるべく計画的に済ませ,退勤時間の短縮を図るためです。
その日も同じように計画を立てていたのですが,
処理すべき案件が重なっていてなかなかボリュームがあり,
計画的に処理をしても残業は免れないかもしれない・・といった状況でした。
やれやれといった状況で、テンションはやや低め。
そんな気分でデスクに向かっていると,
更に不幸なことが待ち構えておりました。
机上に昨日はなかった大量の書類とメモが・・
どうやら昨日退社した後に,
私のもとに降りてきたようです。
しかも「本日締め切り」とか書いてある始末です。
さらにテンションを下げながらも,
すぐにやるべき事を整理し,予想時間を再計算。
・・少なくとも定時に上がることは絶望的に厳しくなりました。
何時間残業すればいいのか・・・大ピンチです。
それでも目標は高く「定時退勤」と設定。
とりあえず朝からフルスロットルで,
スーパー地球人となり、常時体内からオーラを発し続ける勢いで、
ひたすら業務に臨むことになりました。
逃げたいようなピンチの中、私がおこなったこと
・優先順位の精査
誰から依頼されたものなのか?
締め切りはいつか?
所要見込時間は?
というものを考え、挙げていきました。
それによって仕事の順序を決めなくてはなりません。
まず,上司や複数の相手方が絡む依頼に関しては、
なるべく早い段階で処理するように心がけます。
後手になることで人間関係に影響し,
仕事がやりにくくなるのは困るからです。
早ければ早いほど評価もそう悪くなることはないでしょう。
・午前中=考える仕事,午後=作業的な仕事で分ける
やはり、
朝から~午前中の方が午後に比べて集中できます。
午後になると疲れが見えてきて、
徐々に能率も落ちていき、ミスも増えていきます。
経験上それは何となくわかっていたので,
午前中のうちに考えるような難しい仕事に取組み、処理してしまいます。
例えば
・企画・運営するもの
・設計に関わるような創造性がある程度求められるもの
・細かい計算を行う作業
などを処理してしまいます。
逆に午後は脳が疲れてきているので,
ひたすら同じことを繰り返すような定例的な仕事を入れます。
例えば
・量はあるが,手順は簡単なもの
・あまり考えず作業的にこなせるもの
・統計的な作業
などです。
一日の時間でその時間帯に適した業務を割り振る。
これで、少しは効率的に進められるのではないかと感じました。
・忙しいときほど平常心で地道に進める
大量に仕事があると,
どれから手を付けて良いかわからずにパニック状態になってしまいます。
結果的にそれは余計なことに思考を巡らせ,仕事を遅らせている原因になります。
そんな時に私は、
とにかく心を落ち着かせます。
そして
「結局は劇的に効率がよくなる近道は無いに等しい」
「焦らずコツコツ進めることが最善の手段である」
ということを再確認し,地道に淡々と仕事をこなすようにします。
自分では全体像が把握しきれないほど険しい山でも,
一歩ずつ進んでいけばいつかはゴールできるものです。
とにかく忙しいときほど落ち着いて着実かつひたすらに取り組む。
(と、ブツブツ言いながら今も働いている時があります。)
・時間が無い中でも休憩時間を最低限確保
休憩は必要最低限で取ります。
適度な休憩は仕事が早く終わることに繋がっていると思っているからです。
パフォーマンスが100%から始まったとした時に、
50%まで低下してしまうほど長時間おこなうよりは、
小休止をはさみ、80%程度をなるべく維持していった方が精度も保てます。
また、余計なミスをしてしまい、それを修正している時間など、
余計な時間をとられる可能性が減ると考えているからです。
ただしこれは人によってやり方があると思います。
・休憩が必要なく一気にやりたい
・休憩があることでかえって集中力の低下を招く
と思う方は,下手に取り入れる必要はないかと思います。
それと、休憩の際にコーヒーをやたらと飲まないよう気を付けていました。
成分の効果によって、トイレに行く回数が増えてしまうからです。
それはすなわち、その分効率を落としてしまうことになりかねません。
コーヒーがお好きな方はついつい飲みたくなってしまうかもしれませんが、
仕事に追われているときだけは、適量に抑えることをオススメします。
・細かいクオリティは後回し。まずは80%提出。
この時はクオリティを追求する時間など全くありませんでした。
なので、
「大枠さえ作ってしまえば、あとは誰かが何とかしてくれるだろう。」
という他力本願全開で仕事に向かっていました。
最悪、怒られても仕方ないなという感じです。
そしてたとえ怒られてしまっても気にしていられないでしょう。
なぜならそれどころではないから・・
周りも気の毒に思ってくれていたのか、
協力的でいてくれたのがありがたかったです。
こういう時に日頃の人間関係構築の大切さがわかります。
そんなこんなで気がつくと日が暮れていた・・
この日はとにかく
「没頭」
という表現が似合うくらい、ひたすら仕事を処理していました。
気がつけばあっという間に日が暮れており,
他と同じ1日とは思えない位の時間の短さを感じました。
この段階で退勤時間は過ぎておりましたが・・・
意外にも8割程度業務が終了していました。
2時間程度の残業で何とか退社できそうです。
自分なりではありましたが、何とかピンチは切り抜けられました。
定時退勤という目標達成はできませんでしたが,
「人間やればできるもんだな・・・」
と、普段眠っていた底知れない自分の能力に感心してしまいました。
しかし,この能力はスポーツ選手と同じ「ゾーン」のようなものです。
このときは自分の体調も良く集中力も続いて、
たまたま全てが上手くいったことによって起こった出来事ですので・・・
ハッキリいって毎日は無理です。
ただし自分で限りなくそこに近い状態でいつも仕事を組むことは出来ます。
いわば「ゾーンもどき」です。
ただ、ゾーンもどきであったとしても、
本物のゾーンに入れるような環境づくりを心がけることで、
普段の仕事ももっと早くこなせそうな気がしました。
仕事が間にあわなくて逃げたい時は、とにかく没頭
というわけ締め切りに追われ、
多忙極まりない中で私がとった行動は以下の4つでした。
・優先事項の精査
・時間帯で仕事内容を振り分ける
・なるべく平常心で淡々と取り組む
・休憩時間は必要最低限でとる
・80%のクオリティでどんどんいく
あとは「没頭」です。
正直なところ、さすがの私も
全部投げ出して、逃げたい気持ちはありました。
それでも何とか立ち向かった理由として、
予想外の仕事が降ってきても、投げ出しても、逃げても、
どうにもならない時って人間あるよなぁ・・。
と一瞬悟りを開いたかのような境地に達したからです。
追い込まれすぎてどうにかなってしまったのでしょうか。
要は個人では限界はあるので、どこかで割り切る時が出てくると思います。
まぁ仕方ないよね。といった感じで・・
なので、いざという諦めを抱きつつも、
それまでは自分の限界まで最善を尽くしてみるかという、
イチ社会人としてのプライドの抱き合わせみたいなものだと思います。
そんなこんなで人間の秘めた力は素晴らしいもので、
何とかなるものなんですね。
自分でもビックリでしたが、
とにかく100%その日の仕事に意識を傾けるような感覚で没頭することで、
結構な処理能力が出るみたいです。
勤務環境や職種はそれぞれ違うので自分に合った方法を探すしかないのですが・・
仕事が煮詰まった時に参考程度にお読みいただければ幸いです。
ちなみにこの日の翌日
全てのエネルギーを出し尽くした私は,
ファイナルフラッシュを放った○ジータさんのように抜け殻となってポンコツ状態でした。