仕事・職場好きの人が「仕事は趣味」と言っていた話

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仕事をしている中で本当に楽しそうに

仕事をしておられる方を時々見かけます。

 

これまで私も何度かそういった方にお会いしているのですが,

時間をかけてお話をするチャンスがありませんでした。

 

今回時間が合ってたまたまお話を聞けたので,

それを踏まえて

仕事が好きとは何か?

について考えてみました。

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仕事が楽しいベテランパート社員

 

その方は会うたびいつも楽しそうに仕事をしていました。

多少忙しくても,

その忙しささえも楽しみに変えているように見えました。

 

素晴らしいことです

 

正直な所,私は仕事についてはある程度割り切ったところがあり,

これまで苦労した経験もありましたが,

少なくとも好きであるとか

楽しいという感情は持っていないと自己分析しています。

 

 

もちろん何かをやり遂げた時は達成感もありますし,

日頃からつまらないと思いながらやっているというわけではないのですが・・

 

楽しいという表現を仕事につかってしまうと,

雇用している企業の思うつぼといいますか,

自分の人生の大半を仕事に振り回されてしまう気がしてならないのです。

 

与えられた仕事をやるからには,

最善を尽くして十分な成果をあげる

という理念も持っていますし,

自分で言うのも変ですが、

不真面目というわけでもない。と思っています。

 

しかし,

「あくまで仕事は収入を確保するための手段」

として考えている部分があります。

 

そんな自分にとってみると,

仕事をとても楽しそうにしている方はある種異質な存在に見えます。

 

その方はパート社員ですが,

時間が過ぎても特に不満そうにしているわけでもなく,

むしろ時には率先して残っているようにも見えます。

 

その姿を見て私は話しかけます。

 

私「いつも時間外まで残っていただいて恐縮です」

 

パート「いえ,好きで残っているので大丈夫です」

 

はて,好きで残っているとはなかなか珍しい。

 

続けてパートさんが話してきます。

 

パート「家に居ても,結局テレビを見たりしてムダな時間をダラダラと過ごしてしまいます。だったら職場で様々な人とかかわる方が良いです。」

 

なるほど,そういう考え方もあります。

しかし,肝心なところはそれらは全て無報酬であるということです。

法的にどうとかいうお話は置いといて,

企業からは超過分の報酬は出さないということになっているのです。

 

ブラックだとかなんだとかいう話は置いといて。

 

そこは置いといて・・

 

私「ただ・・お給料としては反映されていませんよね。本当にそれで良いんですか?」

 

パート「はい,問題ありません。何より人とかかわらなくなってしまうと,ボケてしまいます。」

 

パート「もはや,仕事は趣味ですね~」

 

私「お仕事以外の空いた時間になにかやろうと思っていることは無いんですか?」

 

パート「そうですねぇ・・ガーデニングとか野菜を栽培してみようとか思っていますが,まだまだ進んでいません」

 

私「企業側としてはありがたいですが,ご自分の時間も大切にされてくださいね」

 

といったような内容で会話は終了しました。

笑顔でイキイキと歯切れの良い会話をされる方でした。

 

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無報酬で仕事をする楽しさとは何だろう

 

この会話の中で私が引っかかっている部分は

・賃金が発生しない中で貴重な自分の時間を費やしている

・仕事が趣味だという考え方

 

この2点です。

 

結論から言ってしまえば

 

「いやいや本人が満足しているんだから,それでいいでしょう」

 

ということで終わりなんですが。

 

そこまでのレベルに到達していることに対して,

スゴいという尊敬の気持ちと同時に,

偏った危険な考え方だなと私は感じました。

 

仕事の優先順位がそこまで高いということは,

その他の部分でおろそかになってしまっている所はないのでしょうか。

 

もしくはその仕事を仮にとりあげられてしまった時に,

その方はその先どうなってしまうのでしょう。

 

現に会話の中で

「仕事が無いとボケてしまう」

だとか

「趣味にしようとしているガーデニングが進んでいない」

などという話も聞かれました。

 

それでも働き方を変えることなく,

ボランティアで仕事をし続け,

不満を感じることなくそれを楽しむ。

 

そこまで仕事へと突き動かすものは一体なんでしょう。

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非常に考えさせられます・・

 

それは,かつて高度経済成長期の日本企業の考え方に近いものがあります。

当時,労働力は宝とされ,労働力が経済成長および収入にそのまま直結していました。

労働者はその良い流れの中にいれば良かったのでしょう。

 

そのため,どこの企業も残業当たり前でガンガン働いていました。

収入があろうとなかろうと,

日本のために24時間徹夜で働いている

なんてことも珍しくはなかったと思います。

 

さらにそれだけ同じチームで時間を過ごしているとなれば,

一体感や団結力も強固に構築されていきます。

 

夜中まで仕事して,その流れで飲みに行く。

なんてパワフルなことも当時は結構おこなわれていたようです。

 

家庭よりも会社の方が居心地が良い。

なんていう方もいらっしゃったのではないでしょうか。

 

つまりプライベートと仕事が一体化しており,

その中に楽しみを見いだしていたともいえます。

 

時代が変わり考えや働き方も変わってきた

 

近年では国が「働き方改革」を推進するようになり,

従来の労働環境から大きな変革を迎えています。

 

従業員もそれに準じた勤務をするようになっており,

社会全体の考え方が変わってきたともいえます。

 

「会社のために24時間寝る間も惜しんで働け!」

 

などと言おうものなら,

パワーハラスメント&即ブラック企業扱いで,

瞬く間に悪評が拡散していく時代です。

 

今はSNSも発達してますしね

 

現代を生きる若者と高度経済成長期を支えてきた先輩方では,

そもそも過ごしてきた環境が違います。

 

過去も現代も良いところを上手く取り入れながら,

ライフワークバランスをとっていくことが、

これからの日本の働き方として理想的だと思います。

 

お話ししたパートさんの話に戻りますが、

働き方としては現代的ではないと言えるかもしれません。

 

もっとご自身の時間を仕事だけでなく、

有意義に使ってほしいですし,

収入が発生しない中で仕事をしていることも、

あまり得策とはいえない気がします。

 

しかし,働くことに楽しみを持つということは、

素晴らしい考え方でもあります。

現代の若者のお手本となるべき部分もたくさんあるでしょう。

 

できることならこういった方はパートではなく正社員として採用し,

待遇を向上させてあげることが企業-個人にとってWIN-WINなのかな・・・

 

と、ふと考えたある日のことでした。

 

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