「人間力」という言葉が最近やたらとつかわれています。
そしてその人間力は、
近年仕事においても必要な力であると言われています。
ただ、そもそも「人間力」とは、
どういった力を指しているのでしょうか・・
そして仕事でどのように活用されるのか・・
ビジネスマンとしては気になるところです。
この記事では
・人間力とは何か?
・人間力を高める方法
・仕事での必要性
について、考察を交え解説しています。
曖昧な概念に答えが欲しい方はご覧ください。
何かヒントが見つかれば幸いです。
★今回の内容★
「人間力」とは何か?
人間力を辞書などでで調べてみると、つまりは
「ひとりの人間としての総合的な力」
みたいな事が書いてあります。
なんというか・・フワっとしていませんか?
ドラゴン○―ルでいうと戦闘力でしょうか?
(でもあのマンガは人外の者も多数出てきますからちょっと違うのかな・・)
ス○ウターのように、数値化できるマシンがあれば、
きっと企業の採用試験とかに使われるんでしょうね。
ですが、とにかく定義があいまいな為、
どこをどう評価して、人間力があるのかを判断しにくいのが実情だと思います。
カリスマ性がある(器の広さ・他を圧倒するもの)
人間力が高いといわれる人の周りには、
多くの人が集まっている傾向にあります。
つまり、カリスマ性があるという事が関係しているのでしょう。
カリスマ性があるという事は人を惹きつける魅力を持っており、
人の心を動かす術を持っているということです。
その為には、相手の心を理解してあげる器の広さや、心に響く言葉かけ
さらにその分野において能力が優れている必要があります。
成功しているミュージシャンが良い例ですね。
圧倒的なセンスで人を魅了し、多数の人をファンとして獲得しています。
自分に無いものを持っている人はやっぱり尊敬しますよね。
私の女性の知り合いで
「ボーナスをつぎ込んで、
海外旅行の世界遺産へ単独で行って、
ほとんどなにもせず腹壊して帰ってきた。
もう二度と行きたくないです」
と感想を述べた方がいたんですが、
その経験は私には無かったので
「うわー・・この人すごい行動力あるなー・・」
とその人に感心したとともに、
ある種の悔しさみたいなものを覚えた記憶があります。
人をまとめるリーダーとしての能力がある(知識・行動力)
人をまとめていける力がある人も、
人間力があるといえるでしょう。
企業の社長や管理職などは、
部下をまとめていく力がなければ組織として成り立ちません。
しかし相手も人間です。
上司・リーダーとしての資質を見てくるでしょう。
ただ普通に接しているだけでは、
なかなか上手くいかないこともあります。
そんなときに大事になるのが
「知識と行動力」です。
部下に対して、認めてもらえるための根拠を提示し、
納得させることで、こちらの指示をスムーズに受け入れてくれます。
これが上手くできないと企業によっては
「理不尽な使えないパワハラ上司」
などと評価されてしまうことになってしまうでしょう。
今の時代は厳しいです。
部下の能力が高ければ高いほど、
上司も努力して自分を磨かなければならないということですね。
人間力を高める方法は?
前述の通り、人間力とは定義があいまいです。
個人的な感覚になってしまうのですが、
まとめてみると以下のようになってくるでしょう。
・コミュニケーション能力を高める
コミュニケーション能力は、
ビジネスにおいてとても重要な部分を占めています。
自分の仕事+αこの能力の高さによって、
将来の出世が見えたり見えなかったりします。
私的ポイントとしては
・とにかく明るく、初対面の時は先に話しかける心構えで
・話すときは、誰でもわかるように簡潔で分かりやすく。ユーモアを交えて。
・聞くときは、相手の話を7~8割聞く。適度な相槌としっかり聞く姿勢をつくる
・その場の雰囲気を素早く察知し、自分の立ち回り方を考える
などでしょうか。
どれも意識しておこなう事で比較的カバーできるものです。
・読書で知識や他者の価値観や自分の考えた方を深める
よく、
読書がコスパの良い最大の自己投資だ。
などと言われています。
その理由としては、
ある優秀な方が、
人生をかけて自分の全てを一冊の本にまとめたとします。
するとその本を読めば、
その方の人生をかけてまとめた内容が、
自分の中に吸収されるということになります。
人間1人分の人生観が容易に学ぶことができる。
それが読書のすばらしさです。
まぁ実際なかなか簡単にそうはいかないのですが、
理屈としてはそうなるということですね。
1万円程度支出すれば、
各分野・様々な方々の価値観や成功論などが手に入るので、
それがどんどん読書をしましょうと言われる理由ですね。
読書をする事で自分だけの考えにとらわれることなく、
他人と接する際も、理解してあげられる受け皿が持てるということです。
また、いくつかの思考を組み合わせて、
より良いアイディアを生まれることもあるでしょう。
実際に多くの経営者や成功者は、
読書を欠かさず習慣としているようです。
私も書店の「ビジネス」というカテゴリにある本を、
手に取ったりすることがありますが、
読み始めてみるとなかなか面白いですよ。
オンラインショップの中古品でも安く買える時があります。
・ある分野において優れている人から直接学ぶ
読書などの文字からでは、
なかなか書き手と読み手との間で、
100%意図が伝わりにくい場合もあります。
そんなときは師匠といえるような人を見つけて、
直接教えをいただくのも1つの方法です。
場合によっては、
コンサル料といったものが発生することもありますが、
それを払っても得られるものが多いと感じた場合には
うけてみるのも一つの手段でしょう。
ただし、中にはそれらしい事を言いいながら、
あまり身にならないことを話す、
「お金を目的にした怪しいコンサルタント」
もいますから、その辺についてはしっかりと見極める必要がありますね。
「人間力」の仕事における必要性
仕事において、人間関係は非常に大事である。
ということは言うまでもありませんね。
人間関係がこじれると、
仕事を進めることが非常に困難になることもあります。
逆に、多少仕事ができないとしても、
人間関係が良好であればある程度どうにかなったりします。
つまり、
「人間力」が高い人ほど社内的に優位な位置に立てる。
という事です。
フリーで仕事をしている方にとっても、
自分の人間力があるほどに魅力的な作品が作れたり、
執筆、あるいは人伝いで仕事を契約できたりします。
この多様化した社会において、
「人間力」という万能な響きでありながらも、
何となく抽象的ものがとても重宝され、
仕事において必要とされていますが、
私としては要するに
「オールマイティに能力の高い人が大人の社会で通用する人ですよー」
と当たり前のように難しいことを言われているような気がして、
今から新入社員として入ってくる方々は昔の人よりも大変なんじゃないか・・
とか思ったりしています。
ひと昔前以上に、
人間力が低いということは、
仕事ができない人間=使えない人間
というレッテルが貼られてしまう気がしてなりません。
(使えない人間についてはコチラの記事をご参照ください ↓)
そうならない為にも、
なるべく若いうちから自分を磨いていく(人間力を高めていく)必要があり、
それを実行できるかできないかで、
先の未来が楽しく明るいものになるのか。
はたまたつまらないものになるのか。
決まってくるような気がしてきます。
人間力を高めるためにまずは自己投資(勉強)を
色々と書いてきましたが,
まずは自分にとってためになるような、
勉強などからはじめてみてはいかがでしょうか?
大人になってからの学びも立派な自己投資です。
ちなみに私は洋服に興味があったので、
カラーコーディネーターの勉強をして色の世界を知りました。
そして次にお金にも興味があったので、
ファイナンシャルプランナーの勉強をしました。
資格はついでに取りましたが,この勉強を通して
・人との会話の引き出しが増えた、話す人の幅が拡がった。
・自分の知識が増えて、間違った行動をしにくくなった。
などの効果が得られた気がします。
そういったような動きをきっかけとして、
人間力を高めるとは何か?を考えてみてもよいかと思います。
人間力、高める方法、仕事での必要性は?【まとめ】
人間力とは、
カリスマ性やリーダーとしての行動力・知識をどの程度有しているか。
人間力を高めるためには、
・コミュニケーション能力
・読書での広い価値観
・一流の人から直接学ぶ
ということを解説してきました。
散々書いてきて申し訳ないのですが、
結局のところ人間力を計るものはありません。
唯一の物差しといえば、他者からの評価です。
自分が正しいと思っていても、
相手にしてみればそう評価されない場合もあります。
とにかく自己を磨き続ける努力をしつづけ、
様々な経験を積みましょう。
そして、いつしか誰からも認められる人間力を持つ人を目指してください。