【課題山積】チーム学校とデメリットについて考える

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基本的にお金とか経済にまつわることを書いているのですが、

先日気になったフレーズを聞いたのでちょっと調べてみました。

 

その名も・・

 

「チーム学校!!」

 

・・とは何でしょうか。

気になることばかりです。

折角目にとまったフレーズなので調べてみることにしました。

 

この記事では

・チーム学校とは何か

・チーム学校のメリット・デメリット

 

についてとりあげています。

 

チーム学校とは何か?

 

 

コレなに???

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そう思った方が多数かと思われます。実際私もそうです。

この言葉は小学校を指しているのでしょうか?

それとも中学校か、はたまた高等学校なのか・・

 

どうやらそういうことではないみたいです。

学校の実情に合わせて生まれた新たな取り組みのようなものです。

具体的には以下のようになります。

 

昨今の時代の流れに伴い、家庭環境や子どもたちも多様化してきた。

学校の先生の対応も多岐に渡り増大中。本来の子どもたちを見る時間も低下。

学校の先生に加えて、その他スタッフを充実させて問題解消をはかろう。

教員とその他専門スタッフによるチームを結成。

 

それが「チーム学校」ということ。

まぁそのままの意味ですよね。

 

ちなみに今の学校の先生の業務量はとてつもないみたいですね。

月の残業時間は100時間超えなんてことも・・・

 

やばすぎる

そのあたりの事情も考えられた施策なのでしょう。

現在の学校の先生の業務としては

・授業

・学校行事

・保護者対応

・授業の教材研究

・不登校の子へのケア

・地域との交流

・部活動

・生徒指導

 

などなど。

とにかく多忙のようです。

 

そして偉大な先生といえど人間です。

精神疾患によって仕事を一時的にお休みしている人は数千人。

 

勤務時間は世界トップクラスです。

さすがにこの民間企業であれば問題になるであろう部分に、

手が差し伸べられたのでしょう。

 

先生って大変ですね。。

 

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チーム学校スタッフの具体的な編成

 

そんなチーム学校の具体的な中身はどうなっているのか調べてみると・・

・副校長や教頭の複数配置

副校長なんて職種があるんですね。

教頭先生も自分が学生の時には1人でしたが、

複数配置ということになると、

何人も教頭先生がいることになるんですね・・

なんだか違和感を感じます。

 

・専門スタッフの配備

スクールカウンセラー

学校で悩みを抱える児童生徒および保護者まで、

幅広く専門的な知識をもってカウンセリングにあたる。

 

特別支援教育支援員

校内で配慮を要する児童生徒の側で生活のサポートをおこなう。

 

情報技術支援員

学校のICT環境整備を支援し、疑問点等があれば解決に取り組む。

 

看護師

養護教諭以外での専門的な知識で、子供達に向けて的確な看護をする。

 

部活動コーチ

高度な技術の専門性を活かして子供達の指導にあたる。

 

といった職種の方々がスタッフとして入ってきます。

こうやってみると、私が通っていた頃とは違った雰囲気の学校になりそうですね。

 

チーム学校のメリット

このように教員だけでなく様々な専門性を持った方々が学校に関わることで

多くのメリットがあります。

 

・教員が本来の業務に専念できる。

教員の本来のあり方としては、

授業による学力向上と子供達の健全な育成

であると思います。

純粋にスタッフが増えてくれることは、

本来の業務に専念する時間が増えるということです。

 

・子どもとかかわる時間が増える

子供達とかかわる時間が増えれば、

その過程で多くの学びを与えることができます。

 

また、学校にあまり行きたくない子供へのアプローチ等も、

時間があればこそ丁寧にできることでしょう。

 

・授業の質を向上させる

教員はいきなり子供達に教科書の内容を教えているわけではなく、

事前に授業研究をしています。

 

そうやっていかに子供達に興味を持ってもらえるか、

また理解しやすい内容にできるか研究しているのです。

 

その時間を確保できるということは、

魅力的な授業の提供につながるということになります。

 

・教員の心身の負担を軽減させる

これは言わずもがなというところですが・・

疲労で倒れられてしまっては元も子もありませんよね。

 

業務量の軽減は、教員の心身の軽減にもつながるということです。

体が資本

 

なるほど、学校も少しずつ時代に合わせた変革をおこなっているんですね。

たしかに時代が移りゆくなかで、

学校だけが変わらないというのは難しいかもしれません。

 

子どもは未来を担う宝ですから、

国は教育に関してはアンテナを高くし、

世の中の実情を敏感にキャッチした様々な政策を駆使してほしいですね。

 

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チーム学校のデメリット

・予算確保の問題

チーム学校という仕組みに関しては、

とても素晴らしくどんどん進めてほしいところです。

しかし、何事もお金という問題からは切り離せません。

 

先ほどのスタッフ拡充については、当然人件費が掛かってくるはずです。

ボランティアでやってもらえる可能性は非常に低いでしょう。

 

つまりお金が無ければ人も配置できない。

そういったお金は私たちが納めている税金があてられます。

そしてその税金の使い道を決めているのは国です。

 

最終的にはこれらにかかわる支出を認めてくれるかどうか。

になるわけですが・・

ここに関してはぜひ文部科学省に頑張っていただいて、

どうにか予算を通して欲しいですね。

 

・生徒指導上の対応と共通理解

職員が増えるということは、その分学校内の連絡体制も複雑になってきます。

子供にかかわる情報を引き継げずに、思わぬトラブルを招く可能性があります。

 

また、上記の専門スタッフはどちらかというと非常勤職が多く、

常勤職員と同じ時間帯に連携をとることができないため、

共通の認識を図ることがとても困難になってきます。

 

さらには、教員は子供達を指導するスキルが求められます。

子供とのかかわりについては専門外のスタッフが配置されるということは、

それを上手に活かすための方法を、

現場の学校側で考えなければならないということになります。

 

・人材および資質の問題

やはり教育現場で勤めるということは、

ある一定の倫理観とそれに伴う能力が求められます。

 

採用段階で、それらを見抜くことが難しいですが、

不足しているからといって、あまりにも資質の伴わない人材を採用してしまうことは、

フォローに回ることになり、かえって他の職員の業務が圧迫される可能性があります。

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極端な話でいえば、電話一本をとるにしても作業なわけです。

休みがちな職員の体調管理で連絡を都度とることは

これもまた業務が増加することになります。

 

チーム学校とメリット・デメリット【まとめ】

チーム学校とは

時代とともに子供達も多様化、教員のみではカバーしきれない。

その対応策として教員だけでなく、様々な分野の専門スタッフを充実させる、

「チーム学校」が考えられた。

これによって教員の業務負担を軽減させようという狙いがある。

 

チーム学校のメリットは

・教員の負担軽減

・授業の質の向上

・子供達とのかかわりを増やす

・教員の心身の健康維持

 

チーム学校のデメリットは

・予算確保の問題

・生徒指導問題の共有

・学校に適した人材確保の問題

 

といった感じです。

 

学びは、確実性のある投資だと思います。

どんどん教育にお金を費やして、次々と才能を開花させ、

 

経済を発展させてもらえれば、

十分にリターンが見込めるのではないでしょうか。

 

とにかく教育にはお金をつぎ込んでほしいと切に願いますし、

先生方の負担も併せて解消されることを願っています。

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