時差Bizの効果は・・意味がない?

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通勤混雑を回避するために実施した「時差Biz」をご存じでしょうか?

今ひとつ知名度は薄いように感じますが,どういった仕組みで混雑を回避しているのか。

意味が無いとの声も聞かれますが,果たして効果はあるのか・・。

調べてみました。

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時差Bizとは?

 

東京都が中心となって立ち上げたプロジェクトで,鉄道事業者と連携して通勤時間をズラし,朝の通勤混雑を緩和させようという取り組みです。

満員電車ゼロを掲げており,心身のストレス解消や生産性の向上も目的としています。

 

実際に東急電鉄は7月の期間限定で,早朝電車通勤の快適さを感じてもらおうという狙いのもと,早朝の臨時列車を運行しています。

 

確かに平日朝の電車はとてつもないです・・。

人はウジャウジャ電車内はギュウギュウ。

 

学校も含め始業時間が集中しているので仕方が無いことなのですが,そこで時差通勤を推奨しているわけですね。

 

時差Bizの効果は無いという声も

 

混雑回避を期待して行われた時差Bizですが

効果の程は抜群とも言えないようです。

 

「早く来ても,退勤は結局通常通り」

「相手方が出社していないと仕事にならない」

「企業全体に浸透していないので,マッチしない」

 

などなど世間の反応はイマイチで

 

理由としては

 

時差通勤と言っても,始業時間前の早朝出勤という選択肢しかない。

 

という点が大きいようです。

 

たしかに,勤務時間が変わるわけではないですから,混雑を回避して朝早く出社したところでその分長く仕事をするしかないというジレンマがあるわけですね。

 

さらにできる仕事の内容も限られてくるとなると,メリットをあまり感じない人も出てくるのでしょうか・・。

 

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抜本的な混雑回避対策の道のりは遠い

 

「通勤時間帯の電車が混雑するのであれば,単純に本数とか路線を増やせば良いんじゃないの?」

という話なんですが,どうやらそう簡単にはいかないようです。

 

・密集地帯の建設用地の確保が困難

人工が密集している都内などに新線を必要としているわけですが,イメージしていただければわかるように土地が無いですよね・・。

 

線路を引っ張るために,複数の土地所有者との長期に渡る話し合いから始まり,いざ着工しても工事できる時間が非常に短い。

皆さんが眠っている間に作ってしまいたいわけですが,東京は眠らない街なんです。

 

・人口(利用者)の増加が乏しい

鉄道会社も収益がなければ成り立ちません。

莫大な費用を掛けて新線をつくっても,それに見合った収入がなければあまり積極的にはなれないというのが実情です。

 

などなど諸般の事情により,なかなか前には進まない状況が続いています。

 

そこで,そこに頼らずに別の部分からアプローチしていきましょうと始まったのが時差Bizというわけです。

 

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今後の時差Bizの命運は各団体との連携が握っているのでは

 

時差Bizを浸透させるためには,まず時差Bizをすることで全員がお得感やメリットがあるということを意識づけなければなりません。

 

例えば,高速道路でのETCを普及させるためにETC搭載車は通行時割引を適用しました。

そういったような何かしらのメリットを示す必要があります。

 

その為には,各企業・団体と連携をはかりながら

・早朝通勤で交通費や朝食代が割引になるキャンペーンを実施

 

・幅広い企業において,早朝出勤者シフトと1~2時間程出勤・退勤時間をズラしたシフトを設け,定時以外の働き方を促進・容認する

 

などの工夫をする必要があるように思います。

そうなると国単位での大きなアプローチが必要になってくるだろうと思いますが,その位の大げさな流れを作らなければ現状を打開するほどの効果は望めないでしょう。

 

東京都のみが混雑解消を目指して精一杯頑張っていても効果は非常に薄く,一般の人からすると意味がないと思われてしまうのですね。

残念ですがこれが現実です。

 

私個人としても朝の満員電車には乗りたくありません。

乗客全員にストレスがかかっており,小さなイザコザが起こることも珍しくありません。

ですから,このプロジェクトには賛成ですし頑張ってもらいたいところです。

 

また,従来の働き方が変わることで,思いもよらない新たな価値が創造されることがあります。

時差Biz&フレックスタイムを柔軟に取り入れることで生まれるビジネスチャンスをうまく活かし,利用者と企業にもれなく利益が行き渡るような仕組みを・・

 

 

誰か考えてください!!(願い)

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