皆さんメルカリ活用してますでしょうか？
メルカリはここ数年で一気にシェアを拡大してきた不用品の売買サービスです。
複雑な登録も必要なく、簡単に取引ができて、非常に便利なサービスです。
利用者の方々は経験したことはあるかもしれませんが
メルカリで商品の取引をしたものの、何らかの事情で、
キャンセルしたい場合もあるかと思います。
しかし、原則としてメルカリにおけるキャンセルについては
購入後に
・商品が発送されない。
・入金されない。
等の、取引に支障が出た場合の措置としています、
とはいえ、
「買ったものの、思っていたのと違った・・」
「取引中だけど、やっぱり売りたくない・・」
など個人的な事情もでてくると思います。
それでもキャンセルをしたい場合に
・自己都合キャンセルは可能なのか
・どのようなペナルティがあるのか
・どの程度でペナルティの対象となるのか
このあたりについて、私の経験を交えてご説明していきます。
★今回の内容★
自己都合キャンセルは可能＆流れは？
冒頭でもお伝えした通り、メルカリは自己都合によるキャンセル
は考慮されていません。
オフィシャルでも、以下のように表示しています。
キャンセルは、出品者・購入者の双方でお話し合いのうえ合意された場合や、取引相手の対応がなく取引の進展が困難である場合に行うことが可能です。
つまり、イレギュラーな事態における救済措置的な意味合いが大きい
ということでしょうかね。
ですが、実情としてまったく認めていないわけではありません。
むしろ操作上はわりと簡単にキャンセルの申請ができるようになっていますので
以下のように、しっかりと手順を踏んでから話を進めてください。
１．評価前に、出品者に取引画面から連絡をする
まず、この段階で
「受取評価は行わないこと」が大前提です。
この操作をしてしまうと、お互いが合意して取引したということになります。
「私は満足です。文句ありませんよー」
と主張しているのと同じことになるので、
その後のキャンセル申請は、いちゃもんを付けているようなものです。
事務局の心証も当然良くないものとなる上、
その後の対応がより複雑になりますので、くれぐれもご注意ください。
それを踏まえて、
取引メッセージから出品者に購入できなくなってしまった旨を
伝えることが最初の手順になります。
２．相手からの合意を得る
そして相手の理解と、キャンセルの合意を得ましょう。
この段階で合意なく、完全に身勝手な都合でキャンセルすると、
事務局より悪質と捉えられ、厳重注意もしくは、ペナルティが課されるでしょう。多分。
（もしかすると、キャンセル自体に対応してくれないかもしれません）
この時、すでに届いたものについて返送となった場合、
・送料
・返送先
についてもやり取りで確認する必要があります。
特に送料は、こちらの都合であればこちら負担で返送が妥当かと思います。
返送先は、匿名配送になっている場合には注意が必要です。
焦ってキャンセル操作から入ってしまうと、
その後メッセージのやり取りが不可になってしまいます。
まずは返送を完了させることを念頭に置きましょう。
３．キャンセル申請をする
相手方の合意と返送・到着の確認が得られたら
キャンセル申請をすると、この先は事務局が対応します。
４．相手方の同意を経て返金
キャンセルは双方の同意で成り立つので、
相手方にもキャンセル同意の通知がされます。
同意が確認できれば、キャンセル完了。
特に問題がなければ、後程返金になるかと思います。
購入した額が自分のところに戻っているか確認してください。
（ポイント購入であればポイントが戻っています。）
これが一連のキャンセルの流れです。
ちなみに出品者側の取引画面からも、キャンセルは可能です。
購入者と出品者の立場が逆になるだけですが、
出品した商品を都合で売ることができなくなった場合は
発送前に購入者に同意を得た上で、キャンセル申請をおこなうと、
送料等のやり取りも必要なく、オススメです。
発送してしまった場合には、同じように返送料と返送先住所について
メッセージで確認を行ってください。
ただし、くれぐれも自己都合によるキャンセルなので、
理解を得る際には、丁寧に対応するようにしましょう。
キャンセルによるペナルティ内容について
キャンセルが完了したところで、次に気になるのは
キャンセルによるペナルティですよね。
これについては、メルカリで次のように示しています。
基本的には、出品者、購入者共にキャンセル行為自体をしたとしても、メルカリ側からペナルティはありません。
ただし、そのキャンセルが自己都合であり自分勝手な迷惑行為とみなされると、ペナルティが発生する可能性があります。
ペナルティの内容は、メルカリ事務局からメールで通告があります。例えば、利用時間制限や強制退会などです。
「あら？意外と寛大？」
「でも、迷惑行為の基準は？」
といった感じですよね。
ただ、その重要なペナルティの判断基準が、明確に公開されていないのです。
つまり、事務局の判断で迷惑行為かどうかを見極め、
その結果によってペナルティの有無が決まるということになります。
裏を返すと、悪質かどうかの判断が運営側に委ねられているため、
こちらの予想していたものとは違う対応もあり得る。
ということです。
なので、取引の途中で連絡が途絶えるなど、よほどのことがない限り、
基本はキャンセル行為そのものを行わないようにする。
これに尽きますね。
前置きが長くなってしまいましたが、
ペナルティの内容について、以下の４種類の制限があるようです。
（ペナルティが軽い順にご紹介します）
１．警告
不正取引とみなされる場合などに連絡有。
警告は１回限りではなく、複数回あるが、それでもなお改善が見られなければ、
機能制限の可能性も。
２．一時的な出品停止
悪質だと判断された場合、他の出品含め一時停止。
（警告の次にくる措置と考えてよいでしょう）
禁止された商品は一旦差し止められることも有。
３．一時的もしくは無期限のアカウント利用停止
アカウントによる利用停止。
これまでの程度を鑑みて、制限の期間が決められる。
（この処分が出る位になると、なかなかメンタルが強いとみられる）
４．退会
いわゆる出入り禁止状態、アカウント削除。
メルカリによるペナルティの中で一番重い。
以上４種類からわかる通り、
悪質の度合いによって、徐々に制限される機能が増えていく。
ということになります。
キャンセルペナルティ（迷惑行為）の基準
これは私が実際に出品者の立場で経験したことですが、
出品した商品紹介の文面に一部誤りがありました。
そのままでも大きなトラブルになることはないと感じていましたが、
何となく気持ちが良くなかったので、すでに購入してしまった方に
お詫びを申し上げ、結果的にキャンセルする運びとなりました。
相手もあまり気にしてはいなかったのですが、
そういうことであれば。ということで合意いただき、
キャンセルを出品者である、私のほうで申請しました。
これで取引自体はリセットとなったわけですが、
その後、それが迷惑行為と判断をされ、運営からメッセージが届きました。
判断内容は「警告」でした。
迷惑行為とみなされた内容は、
「出品時に登録した商品の情報や、
商品そのものに不備が見つかった
ことを理由に取引キャンセルを申し出ること」
でした。
あえて言い訳をさせていただくとすると、
私の場合は、取引自体はそのままでもよかったのですが、出品情報の中に
誤解を生む表現を含んでいた為、善意で私の方キでャンセルをおこなった。
という経緯がありました。
（あえてひねり出しての言い訳ということで・・私自身は気にしてません）
なので、正直シビアな判断をされた・・ともとれますが、
利用者一人一人の背景や事情を精査するほど、運営は暇ではないでしょう。
悪質業者や不当な取引からユーザーを守るためのものなので、
致し方ない判断とも言えます。
ただ、この体験から皆さんには、ペナルティに入る基準を
ご理解いただければと思います。
（各個人ごとに対応の違いはあると思いますが・・・）
結局のところ、相手に配慮して普通に利用をしていれば、
警告等が送られてくることは、ほぼ無い。というところですね。
メルカリキャンセルペナルティまとめ
というわけで、
・キャンセル自体は可能。
・キャンセルの前に、双方合意のことを確認
・キャンセルペナルティは主に４種
「警告」「一時出品停止」「アカウント利用停止」「退会」
・ペナルティ基準は運営の判断、軽率なキャンセルは要注意。
という内容をお伝えしました。
こうやって見ると非常に複雑に感じますが、
メルカリ自体はとても便利です。
利用する価値は充分にありますし、
繰り返しになりますが、普通に取引していれば
特に問題はないかと思われます。。
やむを得ない事情でキャンセル作業等が発生した場合の
目安として、今回の記事が参考になれば幸いです。
