
会議中にメモを取っている方、よく見かけますよね。
発言を聞き漏らすことのないように書くことは非常に大切なことであります。
しかし、それが逆に会議の効率を落としている・・という可能性も考えられないでしょうか。
★今回の内容★
メモの意味
メモとは大事なことを忘れないようにとどめておくことです。備忘録ともいいますね。
人間の記憶力は100%ではありません。
(一部そのような素晴らしい才能を持ったかたもいらっしゃいますが・・)
資料には書いていないことや口頭での確認となった際、その時は覚えていても時間が経過するにつれ、徐々に不確かなものになっていきます。
そこでメモの出番です。その場で文字として残しておくことで,当時の様子を思い返すことができます。
また、そのときに「言った・言っていない」などのトラブルが起きた際も、このメモは効力を発揮します。
ただ書くだけでは意味が無いのでは
さて、そんな非常に活躍するメモではありますが、使いどころによっては思ったような効力を発揮しない場合があります。
あまりにも非効率すぎるのであれば、そんなメモはとらないほうが良いと考えます。
実際に私が出席している会議でも、一生懸命メモを書いている方がいるのですが、内容が見えてしまった時に
「・・・???」
と失礼ながら感じてしまったこともあります。
私の考える非効率なメモとは以下の通りです。
・メモに夢中でその場の話を聞くことがおろそかに
メモをキッチリと書いて残したい気持ちはわかりますが、その場で話している人の真意を汲み取るためには話に耳をかたむけることです。
メモにあまりに集中してしまうと、話すスピードにメモが追いつかず,大事な話を聞き漏らしてしまう可能性もあります。
メモを取ることの意味とは何か?を再度考えてみてもいいのかもしれません。
・ひたすらそのままに書いている
聞いた内容をただただひたすらーにメモしている・・。
もちろん時と場合によってはそれが悪いとはいえません。
問題はあとで読み返した時に、結局なんのことだったのか理解できるのかどうか・・・
散らかったメモとでも表現すれば良いのでしょうか。
(ただし事実を記録のするためのメモなのか、あるいは別の何か生み出すためのメモなのかによって、意味合いが変わってくるように思います)
効果的なメモの取り方とは?
・要点がまとめられている
メモは見返すことが前提となっています。
であるならば、見返したときにみやすい構図でなければなりません。
つまり「まとまっていること」が大事ではないでしょうか。
話を聞きながら、できるだけ自分の中でかみ砕いてメモにしていくと良いかと思います。
・記号や色が効果的につかわれている
→(矢印)や〇(まる)、アンダーラインを使って、視覚的に見やすくします。
なおかつ色をつけて大事なところにラインを引くなどして、メリハリをつけていきましょう。
見返した時に心がワクワクするようなレイアウトだと良いですね。
・事実に対して自分の考えを盛り込んでいく
例えば
〇〇を~~・・・で実施していく。(事実)
→××という形で△△につなげていく(効果・狙い)
というように、記録と同時にその時点での思いを残しておくことで、次につながるアイデアのもとになることもあります。
あるいは
「この当時自分の考えていたことはこうだったのか」
「この考えに今のこれをミックスしたら良いかも・・」
などというように新たな気付きの一因になることもあります。
メモのあとに意味が生まれる
なんだかんだと偉そうに、まるで自分が仕事がデキる人かのように書いてきましたが、すべてはメモを残したあとに何か価値がうまれるかどうかです。
若くして会社の経営者として活躍しているSHOWROOM代表の前田 祐二さんは、メモをひたすらとりまくるメモの鬼です。彼の著書「メモの魔力」にて
「メモには、<事実を記録するためのメモ>と<知的生産のためのメモ>の2種類がある。」
と記しており、特に<知的生産のためメモ>の重要性が強調されています。
事実を記録しながらも、次につながる何かを同時に考えていくというハイブリット方式です。
(興味がある方は一読してみてください)
すべての人がこれを真似ていくのは現実的とはいえませんが、この手法をひとつのエッセンスにして自分流のメモのとり方を開発していけると良いのではないでしょうか。
メモが非効率的ならあえて省いてしまうのもアリ?
メモの完成度を上げるために力を注いでいては意味がなく、そのようなメモになるのであれば、あえて省いてしまってもいいのではないでしょうか。
しかし記録が残らないのは不安がありますよね。
そんな時に私は「レコーダー」を使います。
スマートフォンで無料ダウンロードできるアプリもありますので,事実だけを記録しておくには充分といえます。
場合によって私はレコーダーを併用しつつ、その場では一切メモを取らずに、雰囲気を感じながら話手の姿などを目に焼き付け、言葉に耳を傾けます。
その後で、特定のポイントを思い起こしたい時にレコーダーで再生する。という手段を用いることもあります。
その時々の効率性を考える
事実の記録が大事な会議、発想や閃きが大事な会議。
その時々で重要とされる要素は違います。
その場での検討事項をしっかりと理解した上でメモをとっていくのか、もしくは省いてしまうのか。
それらの効率性を考えていくことも、これからのビジネスパーソンには必要かと思われます。
メモひとつをとっても様々な方法があります。
時と場合で使い分けて、しっかりと自分に落とし込んでいきたいものですね。