皆さんが利用している高速道路。
特に地方在住者には遠方へのアクセス手段として欠かせないものとなっています。
しかし遠方の長距離運転は疲れるものです。
しかも、人気旅行地の旅館やホテルは高額の上に予約も取りづらいのが現状です。
「もっと気軽に安く泊まれる場所はないかな・・。」
そんな方にオススメできる宿泊先があります。
それは
ハイウェイホテル
です。
この記事では
・ハイウェイホテルとは？
・ハイウェイホテルが旅行の強い味方である理由
これらについてご説明しています。
この記事を読んで、ハイウェイホテルを上手に活用し、
繁忙期の旅行も、安く楽しいものになることを願っています。
★今回の内容★
サービスエリアの長時間滞在はNG
まず、結論として、サービスエリアで長期間滞在はNGという見方が強いです。
サービスエリアは食事処やトイレもあり，施設としては充実していることに加え，
高速道路から降りる必要がないことから，長時間利用している方や車中泊という形をとられる方もいます。
また、サービスエリア内での車中泊は宿泊料もかからず、
滞在場所としても安全なのでお金を節約したい方には良い方法にも見えます。
しかし，NEXCOに聞いてみると，長時間の滞在は良しとしていないようです。
また、車中泊については，禁止行為としているところもあるようです。
SAのざっくりとした利用方針としては
・サービスエリアやパーキングエリアは高速道路利用者の休憩
を目的としている施設。
・駐車可能台数にも限りがあることから，施設を長時間にわたり占有することは、
他の利用者への迷惑になる可能性がある。
・特に敷地内での宿泊を目的とした利用についてはご遠慮いただきたい。
・多くの方に快適に利用してもらうために、ゆずりあいながら利用していただきたい。
とのことです。
これは旅費を少しでも安くしたいドライバーにとっては悩みの種ですね。
しかしながら，確かにピーク時の人気サービスエリアは入り口付近から行列になってしまうほどの混雑ぶり。
そういった時の長時間滞在は確かに控えてほしいという思いはあります。
ハイウェイホテルとは
そのような中、サービスエリア内で高速道路利用者向けに宿泊できる、
ハイウェイホテル
というものがあることをご存じでしょうか。
このホテルは高速道路から降りずにそのまま宿泊可能です。
豪華なホテルとはいきませんが、旅行の過程で溜まる疲労を解消するには十分であるといえます。
また、最近のサービスエリアはどこも食事処が充実しており、
必要なものはサービスエリアでおおむね済ませることができます。
これが高速道路を利用している長距離旅行者にとって注目の施設となっています。
ハイウェイホテルが旅行で強い味方である理由
〇コスパの良い快適な旅行ができる
詳細は下記に示しますが、ハイウェイホテルは通常の旅行先の宿に比べても安い部類に入ります。
宿泊先にそこまで大きなこだわりがないようでしたら、
ハイウェイホテルでも充分であると言えます。
かといってそこまで他の同価格帯の宿泊先と比べ大きく劣っているかというと、
決してそのようなことはありません。
旅行の中でも
「移動費」と「宿泊代」は旅行の中でも大きなウエイトを占めます。
「旅費は抑えたいけど、我慢を強いられるような旅行にしたくない」
ハイウェイホテルはそのような方々の要望を満たす強い味方です。
〇ETC深夜割引が適用される
ETC搭載車の場合、０時から４時の間に高速道路を通過すると料金が３０％オフになる、
深夜割引について皆さんご存じでしょうか。
実はこの深夜割引については条件がいくつかあり、
NEXCOのHPをよく見ると、０時～４時の時間帯をまたいでいればOKともなっています。
つまり、宿泊で夜から翌朝まで滞在した段階でＥＴＣの深夜割引が適用されるということになります。
その結果
・長距離運転後に通常料金で降りる
・ハイウェイホテルに宿泊しつつ深夜割引が適用される
この２つに金額の差があまり生まれないという現象も場合によって起きます。
高速料金で通常１５０００円以上掛かる経路でしたら、深夜割引３０％オフで４５００円。
これ以降の距離からが転換点になってきます。
（ハイウェイホテル１泊１名料金５０００円程度の相場で仮定）
こうなってくると、もし時間に余裕があるのであれば、
ハイウェイホテルを利用することも選択肢に入ってくるのではないでしょうか。
ハイウェイホテルの課題
良いことづくめのように見えるハイウェイホテルですが、
課題もそれなりにあるのが現状です。
▲施設数が少ない
これが最大のデメリットと言えます。
とにかく設置されているSA数が少ないです。
どれほど少ないかというと、日本中で数多くあるサービスエリアの内、
ハイウェイホテルあるのはたった数ケ所。
どれほど利用したくても，その所定のサービスエリアまでいかなければ宿泊できない。
というところが残念ですね。
今後の増設に期待したいところです。
▲宿として過度な期待はできない
高品質なサービスを求める方にとってハイウェイホテルは、
正直物足りなさを感じることでしょう。
ハイクラスの宿とは、そもそものコンセプトが異なりますので、
質素かつ気軽に素泊まりできる施設
という感覚が適しているようです。
また、ハイウェイホテル内で食事が提供されることは基本的にありません。
ですが食事はサービスエリア内でとれますし、
何より車中泊と違って体をゆっくりと休ませることができます。
ハイウェイホテル一覧
ファミリーロッジ旅籠屋・長者原SA店
（E-NEXCO LODGE 長者原SA店）
東北自動車道 長者原SA上り線
レギュラールーム（クイーンサイズベッド２台、約25㎡、１４室）
シーズンによる料金変動型（５段階）
エコノミー
４４００円～
レギュラー
５５００円～
ハイ
８８００円～
トップ
１２１００円～
ピーク
１６５００円～
ファーストラウンジ豊田上郷
東名高速道路 上郷SA下り線
個室ブース
２５００円～
休憩は１ｈ＝５００円
ランドリー、シャワー有料
カプセルタイプ
４０００円～
ランドリー、シャワー無料
ファミリーロッジ旅籠屋・吉野川SA店
徳島自動車道（徳島道） 吉野川SA（下り/上り）
スマートIC隣接「吉野川ハイウェイオアシス」内
レギュラールーム（クイーンサイズベッド２台、約25㎡、１４室）
シーズンによる料金変動型（５段階）
エコノミー
４４００円～
レギュラー
５５００円～
ハイ
８８００円～
トップ
１２１００円～
ピーク
１６５００円～
レストイン時之栖（ときのすみか）
・東名高速道路足柄SA上り線
シングル（バス有り）
５８００円～
ツイン（バス有り）
５２００円～
身体障害者用ツイン（バス有り）
４６００円～利用人数に応じて
和室（バス有り）
４０００円～利用人数に応じて
・専用駐車場 : なし（サービスエリア駐車場を利用）
・チェックイン : 16時～ チェックアウト : ～10時
・その他 : 入浴休憩施設あり（宿泊客は無料）
レストイン多賀
・名神高速道路多賀SA下り線
シングルエコノミー
５０００円～
ツインエコノミー
６２００円～
和室（バス有り） : 1室
和室（バス無し） : 1室
・専用駐車場 : なし（サービスエリア駐車場を利用）
・チェックイン : 15時～ チェックアウト : ～10時
・その他 :別料金で入浴休憩施設あり（宿泊客は無料）
・上り線からでも歩道橋を介して利用が可能。
ファミリーロッジ旅籠屋 壇之浦PA店
・関門自動車道壇之浦PA下り線
レギュラールーム
５０００円～
・専用駐車場 : 18台
・チェックイン : 15時～23時 チェックアウト : ～11時
・その他
休憩利用不可
国道9号からも利用可能
ファミリーロッジ旅籠屋 佐野SA店
（E-NEXCO LODGE 佐野SA店）
・東北自動車道佐野SA上下線
レギュラールーム
５０００円～
・専用駐車場
上り線 : 15台
下り線 : なし（サービスエリア駐車場利用）
・チェックイン : 15時～23時 チェックアウト : ～11時
・その他 休憩利用不可
当店のみ東日本高速道路の施設の一部扱いのため、クレジットカードによる支払いが可能。
（他同一店は現金のみの支払い）
ファミリーロッジ旅籠屋 宮島SA店
・山陽自動車道宮島SA上り線
レギュラールーム
５０００円～
・専用駐車場 : 14台
・チェックイン : 15時～23時 チェックアウト : ～11時
※全て１名からの料金。
閑散期，繁忙期によって値段の変動あり。
となっております。
ハイウェイホテルを活用してお得で快適な旅行を
高速道路にいながら宿泊できる「ハイウェイホテル」
名前はそのまんまという感じでしたが、いかがでしたか。
相場は５０００円程度ということで、ビジネスホテルと同じか少し安い位ですね。
高速道路を長時間走る方にとっては
休息をとることで思わぬ事故やトラブルなどを回避できる上に，
結果として時間・コスト的にもお得だった。
ということもあり得ます。
長距離の旅行を考えていて該当するサービスエリアに寄られた方は，
車中泊からぜひ一度ハイウェイホテルの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
