数年前の話になりますが、少しでもお得に自分の人生を豊かにするためにどうすればいいか考え、お金に関する専門知識を身に付けた「ファイナンシャルプランナー」という資格を取得しようと勉強を始めました。
といっても勉強を始めるのは学生の時以来・・
どのように勉強したらよいのかすっかり忘れてしまいました。
そんな中で独学でなんとか受験した私の体験談です。
★今回の内容★
どこでどのようにすれば資格をもらえるのか?
まず、どこで受験すれば貰えるのか?いつやっているのか?
これを調べなければ、いくら勉強しても資格は手に入らない。
そんな困った時のインターネットです。便利な時代になりました。すぐに詳細が出てきます。
・ファイナンシャルプランナーといっても1~3級まである様子。
・「FP協会」と「金融財政事情研究会」という2団体で実施している。
・日程としては5月・9月・1月の年間3回程度実施しており、場所も各地方で選べる。
・申込みの受付締切は実施日の1ヶ月半位前
・個人資産相談業務と生保顧客資産相談業務みたいな種類の中から選択する
・受験手数料がまぁまぁ掛かる(級によって 6000円~)
・目安として6割正解していれば合格
ということで、とりあえず金融財政事情研究会の個人資産業務3級をうけようと動きだしました。
まず何から始めたらいいかわからない!
とにかく勉強といっても何をどうすればよいのか分からないので、ふたたび困った時のインターネットで検索をしていきます。すると皆さんテキストを使いながら問題解いたりしているみたいですね。
ふむふむなるほど・・さらに調べているとオススメの教材があるみたいです。
金融財政事情研究会 通称「きんざい」といわれる所が発行しているテキストはアドバイスと問題がほどよくミックスされていてなかなか良いとのこと。
さらにこの金融財政事情研究会はファイナンシャルプランナーの試験を実施している団体でもあります。
試験実施団体が発行しているテキストとなれば間違いないですね、もはや試験の答えが載っているようなものでしょう。(軽く考えすぎ)
というわけでこのテキストをとりあえず買うことにしました。定価は参考書と問題集で合わせて3000円程度・・。けっして高い買い物ではないことはわかります。
しかしここでも少しでも安く資格を取りたいという貧乏症を発揮してしまう私。
どうやら毎年発行しているみたいですが、そこまで前年と比較して大きく変わるものでもないだろうと考え、最新刊は不要と判断。
ところが、年によってはたった1年でも大きな改正があるとかネットに載っている。。
どうしたものかと古本をとネットオークションなどを検索していると・・定価の3分の1で2年前のものがありました。
「2年前かぁ~・・2年前ならもしガラッと変わっていても8割程度はとれるだろう」
と激甘な考えと価格に流され中古本を購入してしまいました。
勉強期間は2ヶ月間に設定
さて、いよいよテキスト(中古)も届き、勉強を始める・・
もはや後戻りはできません。
やってやろうじゃないかと気合十分で、まずはペラペラとテキストをめくる・・
「ん~・・・・。」
「ふむふむ・・・。」
「おお・・これは・・・」
「まったくわからん・・。」
難しい言葉の羅列にさっそく心が折れそうになりました。
初めて聞く言葉が頭の中に入っていかないのです。
学生時代はこんな苦労をしていたのだろうか、と思うくらい全く入らない。。
大きく呼吸をして、一旦仕切り直しです。
出鼻をくじかれた私ですが,ふと思いました。
「そもそも効率的な勉強法ってないのだろうか?自分では調べたことがないぞ・・!」
「超効率的に勉強すれば普通の人の2倍くらい早く覚えることができるのでは?」
これは閃いたとばかりにさっそくインターネットで検索です。
もはやインターネット頼みです。
というよりインターネットにそんな情報が出回っている時点で、このネット社会において大多数の方が知っている事と同義であるということに気付くべきでした。
探してみると、色々な方法が見つかります。
○○を飲めやら、食えやら、音声聞けやら、脳を開発するなどなど・・
そんな中、1番私にとってしっくりときそうなものがありました。
「夜寝る前に暗記して朝に再度復習する」が効率的?
どうやら人間はどうしても忘れてしまう生き物。
忘却曲線というものがあり、覚えた直後に徐々に忘れていくようです。
その記憶は1日後にはなんと半分以下になってしまうそうではありませんか。
その忘却を抑え、徐々に記憶を定着させるために必要なことが「復習」なのです。
その法則にのっとって勉強を進めていくと・・
・直後に復習
・1日後に復習
・1週間後に復習
・1ケ月後に復習
が効率的であるようです。
この中で特に期間が短いのが「直後」「1日後」です。
ここを逃すと、思い出すことに時間がかかり、記憶に費やした時間が無駄になってしまうのです。
であれば社会人の私は、仕事から帰ってきたら寝る準備までさっさと済ませて、あとは寝るだけの状態で勉強をし、翌朝少し早く起きて復習をする。
という流れにしようと決めました。
勉強時間としては
・平日は余裕があれば夜2時間。朝は1時間に設定。
・休日は頑張りすぎずに2時間程度やればOK
にしました。
なぜ休日たいしてやらなかったのかといいますと、何かと飽きっぽく根性なしの私は休日まで頑張ってしまうとストレスに負けてしまい、あっという間にモチベーションが急降下し、投げ出してしまう恐れがあったためです。
こんな話をしていて自分でも恥ずかしいのですが、そんな奴なのです。
夏休みの宿題も残り3日しかないあたりから、手付かずの状態に焦りを覚え、必死になり始めるほど継続する力がない奴なのです。
そんな甘々なメンタルで勉強を開始していくことに
最初は、勉強の時間を確保することに違和感を覚えていましたが、1ヶ月くらいたってその環境に慣れてくると、勉強をしない方が違和感があったり罪悪感みたいなものが出てきました。
つくづく人間は不思議なものだなーと感じます。
ちなみに朝はなかなか起きれない時もありました。
低血糖状態なのかな?と思い、起きてすぐに甘いものを口にいれると比較的目が覚めやすくなった気がします。
そんなこんなで約2ヶ月間。
始めは全く理解できなかった用語も地道にやっていくことで徐々に頭に入ってくるようになりました。
進度に合わせて過去問も同時に解いていくと,1回目よりも2回目、2回目よりも3回目と回数をこなしていくごとに点数が取れていくようです。
ちなみに古いテキストを使っていたので、最新の改正についてはインターネットから拾ってくることで補完していきました。
さらにファイナンシャルプランナー3級は○×の2択形式がほとんどです。
例え不明確な問題であっても、2分の1の確率であたってしまうこともあることから全体を通しても8~9割は取れるような形になっていきました。
本番のちょっとしたミスを考えると、模擬練習で9割方とっておけば特に問題はないでしょう。
試験まで残り1週間といったところで、あとはひたすら本番を想定した時間で過去問を解くことで不安を解消していきました。
そして試験当日の詳細も確認しておきます。
たしか申込み終了後に受検票みたいなものが送られてきて、持参物や集合場所・時間などが書いてありました。
午前10時から学科が始まって、間にお昼を挟んで午後は2時30分まで実技という日程・・ってけっこう掛かるんですね。
ちなみに実技といってもより専門的な問題を解くだけです。
てっきりロールプレイング的なことが行われるかと思っていたのですが、そうではないようです、名前が紛らわしいですね。
さぁこれですべての準備は完了。あとは本番を待つのみです。
んー・・
大丈夫かなぁ?コレ
というかテキスト1冊(しかも中古)とインターネットからの過去問だけで勉強してきてしまったわけですが、そんな感じでいけちゃうような試験なのだろうか・・甘くないか自分・・。
なんだか急に前日に不安になります。
でも考えたところで最早手遅れなので、さっさと寝ました。(寝るんかい)
・・・果たして受験当日とその結果はどうなるのでしょうか。
つづきは後程